ポケモンセンターを探して#2
マサラタウンのような街から北の方に進んでいると、さっそくおじさんから戦いを挑まれた。弱いので特筆すべきは無かった。
「博士は、君を良く訓練した。すばらしい。フェリシタシオンっ!」
ありがとう、おじさん。(飽きないように)頑張ります。
タテルというテムテムを使ってきた。冒険を始めたばかりなので、相手も手加減してくれているのだろう。二人がかりのくせに、近くの草むらで獲れたてだと言わんばかりの弱さである。
何を言っているか正確にはわからないけれど、どうやら戦いを挑んできているらしい。
「はは、こんなところで戦いを挑まれるとは思わなかっただろう!だが、逃げられねぇぜ」
勝負自体は負けはしなかったが、連戦によるダメージの蓄積で、クリストルが戦闘不能になってしまった。これでは、先に進むこともできないので、どこか回復してくれる場所を探さないといけない。
「ベッキャリオさん、私のテムテムが瀕死なんです。回復していただけますか?」
「正直にいって、君とマックスが博士と一緒にブリサルドマールまで行けるなんて、僕は嫉妬しているんだよね。(だから回復してあげないよ)」
そりゃあんまりだよ、ベッキャリオ。
仕方ないので他を探すが、ポケモンセンターのような建物はないので、最後の希望の自宅へ帰ることにした。
ママの顔は、身体のファジーな感じとちがって、やけに精細に描写されている。何となくNintendo64のゼルダの伝説の登場キャラクターに似ていて、気持ち悪い。
「何か言った?」
いや何も言ってない。とにかく、俺のテムテムが元気なくなっちまったんだ。何とか頼むよママ。
申し訳ないけれど、何を言っているのかまったくわからない。会話が終わると同時に、ピロリンと小気味よい音がした。
へへっ、さすがママ。こんな技術を持っているのだから、コンスタンティノス博士の研究所で働くといいよ。嫉妬に狂って役に立たないベッキャリオは博士にクビにしてもらうからさ。
再び冒険へ出発。草むらで、新しいテムテムと出会った。ナゾノクサを彷彿とさせるカクというテムテムだ。
少し弱らせてから、テムテムカードを使って捕まえた。
何かニックネームをつけてあげたい気もするんだけれど、本当の名前がわからなくなってしまいそうなので、とりあえずそのままとする。
今日はここまで。思ったより時間がかかっている。最初のジムリーダー戦は結構先になるかもしれないな。明日は次の街まで行けると良いな。