アカデミアそして草むら修行#4
YoutubeのTEMTEM実況動画って、いくつかの人がアップしているんだけれど、どれもあまり人気がない。アーリーアクセス版の公開で、かなり注目を集めたとは言え、やはり開発版としか見られていないのだろうか。完成版でNintendoSwitchでも遊べるようになれば、一般のプレイ層にも広がってヒットするのかもしれない。そう願いたいところである。
さて、Youtubeの実況動画を見ていて、大きな勘違いをしていた事に気づいた。
ここにジムリーダーのソフィーが居るのかと思っていたが、アカデミアはテムテムに関する勉強をするところで、道場ではなかった。
どうも初めまして。テムテムの事を勉強させてください。
「いいでしょう。自由に講義を聞いて、勉強してください。アカデミアとは名ばかりで、10分もあればテムテムの事が全てマスター出来ますよ。簡単、簡単。・・・日本語でならね」
受付で許しを得たので、アカデミアでテムテムの勉強する。
先生から何かを教えてもらうスタイルではなく、机の上にある書籍を勝手に読めば良いようである。
色々あるのだが、特に重要なのは属性だろう。TEMTEM達には12種類の属性があって、それぞれの属性は、別の属性に対して得意と不得意がある。ポケモンのタイプと似ているが、直感的にはわかりづらいので、覚えるまでは以下の表などが役にたつだろう。相手の弱点の属性をうまく突いて攻撃することで、効率よく倒して行くことが出来る。
引用:File:Type advantage wheel updated.svg - Official Temtem Wiki
ささっと書籍を読んだ後で先に進もうとしていたら、ロッカーの暗証番号のメモを無くしたという少年が居た。
テムポリウム(テムテムセンター)で落としたらしい。可愛そうなので、テムポリウムまで行って、落としたメモ用紙を探してきてあげることにした。
発見した暗証番号の書いたメモ用紙を見ると、4桁の数字が書いてある。
「1ー2-3-4」
おいジョセフよ、こんな簡単な暗証番号をわざわざメモ用紙に書かないと覚えていられないようでは、アカデミアでの勉強は無理ではないか。いますぐやめて、故郷に帰り、父母の農業でも手伝ったほうがいい。
やれやれ。このリンゴを作ったジョセフの父や母の苦労が、目に浮かぶようである。
さて、ソフィアの道場はさらに北に行ったアリッソラにあることがわかったので、次に進むことにしたい。
だが、問題が一つ。
アリッソラまでの道中、多くの戦いが予想される。しかし、同じテムテムだけ使っていては毎回テムポリウム戻りになるので、効率が悪い。
クリストルとツワイ以外が弱すぎるので、近くの草むらで、少し修行することにした。
数時間に及ぶ草むら修行。テムテムトレーナーの戦いと違って、経験値が少なめであるので、なかなかレベルが上がらない。
修行の成果を試しに、アリッソラまで一気に進む。
ザダールからブリサルドゥマールまでの道中とは違い、目の前に立ち塞がるテムテムトレーナー達をあっというまに片付けていった。
道中で私と知り合いだと言うおばあさんに出会った。どうやら、私が小さい頃にテムテムバトルを教えてくれたらしいのだが、まったく記憶にない。
ごめんなさい、カルマンさん。積もる話はまた今後にしましょうね。
疲れたので、ベンチで一休み。自分だけ座って休んでいると、クリステルが話しかけてきた。
「私たちの回復はどこで出来るのでしょうか?」
ごめんよ、クリステル。おそらく目的地のアリッソラまで出来ないと思うよ。
「道具に回復薬があるではないですか!それを使っていただければ、嬉しいのですが」
回復薬は高いから、簡単には使えないんだ。わかってくれ、クリステル。
「・・・・・・」
道中の茶番劇を終えて先に進んでいると、草むらでガンキという新しいテムテムが出てきた。初めてのエレクトリック属性。水や風に強いので、おそらく道場に挑戦する時に役だってくれるのではないだろうか。
ツワイは戦闘不能、クリステルも瀕死の状態だが、ブリサルドゥマールに戻ることもなく、どうにかして辿り着いた。
修行してなかったら早々に行き倒れするところだったな。危ない危ない。
次回は、ソフィアの道場破りが出来るだろうか。
つづく。